自治会の頁

ついの住みか:
このニュータウンは嘗て房総のチベットと悪口を言われたような丘陵山林地帯を某有名不動産会社が1980年代後半から開発に着手して発展してきた所謂東京や千葉市のベッドタウンです。小生の場合もそうですが、入居者の多くの方は、通勤には少々遠いが道路等のインフラも確り整備されており、自然環境がよさそうなのでここを「ついの住みか」として移り住んで来られたと思われます。

近隣の自治会:
JR外房線の某駅の南側に新しく開けた街には6つの自治会が結成され、各々独立して活動しています。一つの自治会の世帯数は約300から700の構成になっています。

小生の属する自治会:
小生の属する自治会は新興地区の中では最も早く開発された地域の自治会で、構成会員は約750世帯です。 歴史の長さ(と言っても高々15年)とこれまでの役員さんのお骨折りで6つの自治会中で最も活動している自治会であると言われています。

わが自治会の仕組み:
10軒から15軒ほどの纏まった一戸建住宅のブロックを街区と称して、この街区ごとに一人の街区長を持ち回りで一年毎に選出し、この街区長を自治会役員の基本構成員としています。この街区長の中から支部長、各専門部(総務広報部、環境防災部、文化体育部等々)の部長・副部長、副会長、会長が原則的に選ばれて、運営にあたっています。4月初旬の年次総会の他、毎月1回の役員会が開かれて会の運営がなされています。 
街区長の基本的な役割は自治会の回覧板を街区内に廻したり、自治会費の徴収をしたりすることです。その他街区内の要望や意見等を自治会役員会に伝達する役目も負っています。
支部長は幾つかの近隣街区を取りまとめ、月2回発行される回覧板を集会所まで取にいって街区長の元に届けます。
街区長は専門部の何れかに属し、各専門部活動に参加します。

小生の自治会活動:
2003年度には拙宅が街区長の順番に当りましたので1年間街区長の役割を務めました。近辺6街区の纏め役としての支部長の役割も仰せつかりました。その他総務部に属し、役員会の書記とIT実行委員会に属し自治会のホームページ保守作業にも参加しました。

2004年度には街区長を外れましたが、2003年度の経験を買われて、副会長とIT実行委員長の役割を乞われて勤めました。
副会長の基本的な責任は近隣支部の取り纏めで、ブロック毎の防犯パトロールの計画と実施のコーディネーションが主な仕事で、この一年パトロール班の先頭に立って近隣をパトロールして回りました。また、自治会長の代理として地域社会の行事、例えば小学校の入学式や運動会等に出席しました。
IT実行委員長としては、自治会のホームページを根本からリニュ−アルしました。自治会員のパソコン教室を開いて、自治会員の間のパソコン技術普及にも努めました。

自治会活動の感想:
副会長の仕事として力を入れたことは担当の南ブロックの防犯パトロールの計画、パトロール員の募集、実施に向けてのコーディネーションでした。
募集の呼びかけにあたって先ずサインアップ・シートを回覧する前に、各街区長にお願いしてご自身の名前を率先して書いてもらうことでした。街区長が先ず名前を書いて回覧を廻してくださらない街区はほとんど参加希望者が得られないだろうと思ったからでした。この作戦が功を奏して登録人数では小生が担当した南ブロックは自治会内で最大の登録者数を得ることが出来ました。
次は、登録者の希望の日時によってパトロール班の編成をすることでした。各班ごとに班長さんを選んでお願いにあがりました。この班長さんにはその年の街区長さんや支部長さんにお願いして、各パトロール班が途中で尻つぼみにならないように手を打ちました。
パトルールを始めて1ヶ月くらいは各班とも10人前後の参加者が得られましたが、時間が経つに従って段々出席者が減ってきて、出席者が一部の人たちに固定化して、先細りとなってきました。この問題を解決するには2,3ヶ月に一回位回覧を廻して、状況報告と再募集のお願いする以外に手はありませんでした。
新年度に当たっては勿論、新任の副会長が新たに希望者の募集を掛けて下さることと同時に、各班の班長さんも新たにお願いする必要があると思います。月2回のパトロールと言えども一年間通じて班長さんをやってくださることは可也の精神的負担になると思います。

IT実行委員長の仕事はそれまでの業者依存のホームページ開発・保守の方針を転換して、「自治会員の自治会員による自治会員のための」ホームページを作ることでした。その為に、ある程度パソコンの操作が出来て、この仕事に興味ある人を街区長の中から選んで、みんなで勉強しながら、自分たちで楽しみながらホームページ作成に携わろういう方針を打ち出しました。 その為に、2月に行われた新年度街区長への説明会や役割分担会に小生自ら出席して、新方針やこの活動を通してご自分のパソコン・スキルのレベル・アップが出来ることを訴えました。このリクルート活動は功を奏して、新委員の全員がWindows, Word、Mailが一応出来て、ホームページ作成に興味を持っているという方たちを集めることに成功しました。
新インターネット接続業者の選定と契約や新委員のベーシックな技術研修などを経て4月に新ホームページを立ち上げることが出来ました。原稿の入力は各専門部から任命された委員の方にお願いし、それらの記事の編集とサーバーへのアップロードは当分小生が担当して、他の委員の方は徐々にオンザジョブで慣れて頂く事にしました。委員間の連絡や意見交換は全員E-mailアドレスをお持ちなので、月一回の第3日曜日の午後に集会所に集まる以外は、自宅に居ながらにしてE-mailで行うことにしました。
この計画も最初の3ヶ月間ほどは非常に巧く機能していました。原稿は期待したほど各専門部からは送られてきませんでしたが、小生自身がカメラを持って取材に出かけたりして、何とか充実したコンテンツを盛り込むことが出来ました。小生の編集しアップロードしたコンテンツ更新も委員の皆さんによってよく検証してコメントを寄せて下さりました。
残念ながら、夏休みを過ぎて秋口に入る頃から、メールに対する確認の返信も少なくなり、月例の会議の出席率も悪くなり、一時期出席者ゼロという月もありました。こんな状態では、小生が期待した「みんなで楽しみながら」「オンザジョブ」で編集やアップロード作業をするということも夢となって消えました。皆さん色々ご自分の仕事や生活があって毎回お付き合い出来ないことは当然ですが、小生非常に残念に思ったことは、E-mailという非常に便利な連絡手段があるのですから、一言今回は欠席しますという連絡を下さればと思うのですが、こちらからの連絡のメールに簡単な返信も下さらない方が増えてきました。

自治会活動としてのパトロールや専門部の会合に段々参加が少なくなり、終には立ち消えになるという現象はこのベッドタウンという自治会の置かれた状況としては止む得ないかもしれません。中には責任を感じて熱心に参加してくださる方々も少なからずいることは確かです。しかし、一方無責任に無断で参加しなくなる方が多くなると、このような熱心な方々をも無気力にし、終にはもう自治会活動は懲り懲りと思われる方が出てくることは必定です。小生の「もう少し責任を感じて欲しい」という自治会内の発言に対して、「自治会活動はお金を支払わないボランティア活動ですから」という反論によく会いました。小生の思いは「お金を支払われて、仕事をすることは責任でもなんでもない、当たり前のことです」「自分たちのコミュニティーを治める活動にボランティアとして参加したことに対する責任は本当の責任」と思うのですが、如何でしょか?小生、15年ほど欧米先進国暮らしをしていて、帰国後感ずることは、日本の社会にはまだまだ「市民社会」という意識が育っていないような気がします。自治会とは読んで字の如く「自ら治める会」である筈です。自治会に何を期待するかよりご自分がこのコミュニティーのために何が出来るかという意識が育ってくることを期待しています。この街を本当の意味で「ついの住みか」にするのは自分たち自身であるという意識が芽生えてくることを期待して止みません。